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春名部長の「イチブトゼンブ」

春名部長の「イチブトゼンブ」

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6.ミエナイチカラ

2021-10-14
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6,ミエナイチカラ

皆さんは日常の生活の中で「ドキッ!」としたことはありませんか。
例えば、お子さんが何かを見つけて、急に車道に走って行くとか、
置いてあった荷物が何かの拍子で急に落ちてきたりするとか…
デジャブみたいな始まりになりましたが、今回も引き続き、危険について話をさせていただきます。

前回のブログで、施設の危険個所を事前に知らせること分かりやすくしているとお話ししましたが、危険だと分かっていても、事前の備えや、心構えがないと咄嗟に対応することができませんよね。
お子さんが走り出した時の為に手を繋いでおく、荷物の位置を確認し直しておいたり、上段に置く量を減らしておく等、事前に準備しておくことも事故を防ぐのに重要なことです。

パレット会では事故が起こりそうだと気付く為にも利用者の方の日々の様子を見るうえで気をつけるべき、【見守りの定義】というものがあります。

『物事が起こらないかどうか、五感で周囲を意識し、安全な状態であるかに注意を払い、発生時、的確かつ迅速な対応を行うこと』

これがパレット会の見守りの定義です。
視覚(見る)だけではなく、聴覚(聞く)、嗅覚(匂う)、触覚(触る)、味覚(味)を総動員し、いつもと違うことがないかを意識します。

そのうえで利用者の方が安全な状態であるかを確認し注意深く様子を見ます。

そして、どうしても起こってしまった事故に対しても、焦らずに、迅速に対応。状況を確認し助けを呼ぶ、救急搬送の準備をするなど的確に対応することを指しています。

このように、事故が起こる前と、万が一起こってしまった後の対応をまとめておくことで、覚えておくことで、咄嗟の判断、対応が可能になります。
ただ、実はこれ以外にも大切にしていることがあります。

それは予感、直感・・・いわゆる第六感です。
何となく、嫌な予感。
「あ、何か起こりそう」なんの根拠もなくそう感じることってないですか。
このミエナイチカラが働いた時には結構、何かが起こったりしませんか?
本当に自分でも気づかないわずかな違い、空気感を感じ取っている証拠です。
因みにプロのチェスの世界では直感で指した手と、30分考えた手が一緒であることが86%もあるそうです。「ファーストチェス理論」と呼ばれています。

話はそれてしまいましたが、備えておくことの大切さを理解し、それに加えてわずかな違いにも気付く、感じる力を養う。
まさに歌詞にある通り「ミエナイチカラよ、輝け」の気持ちで、
利用者の皆さんが安全で楽しい生活が送れるように職員は日々見守りを行っています。


5.ギリギリCHOP

2021-09-09
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皆さんは日常の生活の中で「危ない!」と思ったことはありませんか。
例えば、家でタンスの角で小指を打って悶絶…指先、なくなったんじゃないかって思うほどの痛みですよね。
 
小さなお子さんがいらっしゃる方ならもっと多くなりますよね。
階段とか、トースターとか、ストーブとか、洗濯機とか、扇風機とか…
うちの息子も、小さい頃に一人で階段を上がっていることに気付かず、ヒヤリとしたことがありました。
 
障害者福祉施設は多くの利用者の方が集団で生活することもあり、このようにヒヤリとする危険な箇所がいくつかあります。それら危険な個所をいち早く把握することができれば、事故をギリギリのところで回避できると思いませんか?
 
パレット会ではそのような施設での危険な箇所を事前に知らせる為、
施設内危険個所一覧を作り、ピクトサインを貼りだすなどして日頃から注意喚起しています。
①水濡れ(転倒) ②転落 ③つまずき(転倒) ④接触 ⑤指つめ
⑥危険物施錠 ⑦ゴミ持ち去り ⑧火傷 ⑨溺れる
以上の9つになります。
 
①水濡れとは?
洗面台の前や脱衣場など、少し濡れていただけで足を滑らせてしまう事ありますよね。その都度気付いてふき取りを行えば、転倒するリスクは減少します。
 
②転落とは?
階段など転落事故が起これば大きな怪我に繋がります。歩行状態が悪い方もいらっしゃるので、階段などは注意が必要です。
 
③つまずきとは?
小さな段差でも気が付かないと危険です。バリアフリーの施設内であっても、椅子の足や加湿器などつまずく危険は潜んでいます。
 
④接触とは?
急いで移動しているとき、廊下の角で相手が見えなくて出会い頭にぶつかる。
お部屋から出てきたタイミングで運悪く部屋の前を歩いている方がいらっしゃり、そのままぶつかるなんてこともありえます。
 
⑤指つめとは?
扉を閉める時、急いで閉めてそのまま指をつめるなんてことありますよね。
他の方が気づかずに扉を閉めてしまった時に指をつめるなんてこともあります。
扉を開閉にも注意が必要です。
 
⑥危険物施錠とは?
各種洗剤、掃除用塩素とか、利用者の方が毎日服用される薬など、必要ではありますが、誤って使用する、飲んでしまうと命に関わります。
 
⑦ゴミ持ち去りとは?
なんとなく捨てたゴミですが、気になって持ち帰ってしまう可能性があります。ゴミが危険な薬品を含んでいたら?尖った鋭利な物だったら?
ナイロン手袋を誤って食べてしまったという事件も聞いたことがあります。
 
⑧火傷とは?
湯船のお湯の温度、寒いし熱めがいいと思って入れたままで確認しないと、とんでもない温度になっているかも。シャワーの温度なども、確認せずに使用すると危険です。もしかしたら温度センサーが運悪く故障しているかもしれません。
その他、トースターなど使用した直後に触ると危険ですよね。
 
⑨溺れる
入浴中、ふと目を逸らしたときに足を滑らせて、発作になって等、溺れる危険は潜んでいます。特別浴槽を使用する時、利用する方に適した水位で使用できているかも大切です。
 
このように日々の生活の中で起こりうる危険を事前にお知らせし、気付けるように工夫しています。ただし、これだけでは起こった事故に迅速に対応できません。
これらを知った上で、パレット会にある「見守りの定義」を第6回のブログでお話ししたいと思いますのでお楽しみに。

4.ネイティブダンス

2021-08-07
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いよいよ、東京オリンピックが始まりました。開催する、しないの議論もありましたが、中継があると応援し、メダル獲得のニュースを知るとやはり嬉しい物です。

さて、私事ですが、欧州サッカーが大好きです。特にイタリア、セリエAをずっとチェックし、応援しているチームの試合結果で一喜一憂しております。

東京オリンピックと同様に、昨年行われる予定だった、「ユーロ2020」が今年開催されました。サッカーに興味のない方に分かりやすく説明すると、ヨーロッパで1番サッカーが強い国を4年に1回決める大会です。

開催前の優勝候補はフランス、ベルギーだったんですが、イタリア代表が無敗記録を更新して優勝しました!!
現在のイタリア代表にはスーパースター(誰もが知っている有名な)選手がおらず、苦戦するかと思っていたのですが、最高の結果でスマホを持ったまま、早朝に一人大喜びしてました。

「なぜ、今回のイタリア代表が優勝できたか?」

解説者や雑誌の見解では、代表内でのベテラン、中堅、若手のバランスがよく、絶妙な一体感が生まれ、団結した結果であるとのことでした。
なるほどと思いましたが、個人的にはベテランの力がとても印象に残った大会でした。チーム最年長のジョルジョ・キエッリーニが最終ラインを引き締め、キャプテンとしても素晴らしい働きをしました。

そろそろパレット会の話に移りましょう。
施設の職員でも若手、中堅、ベテランはあります。その中でも今回はベテランについての話をしようと思います。

藤田理事長は縄文時代をリスペクトされており、よく話をしてくださいます。
縄文時代は権力者はおらず、「長老」と呼ばれる人間がいました。
平均寿命が短かった当時の人間の「平均」寿命は研究の結果、30年くらいと判明しているそうで、ホモサピエンスの「最長」寿命は120年ぐらいと言われています。そこまで生きられなくても、80年程度は生きている人間が縄文時代にもいたのではないでしょうか。世代をまたいで生きることで色々と経験し賢くなり、周りの人がその知恵を元に生きていく。長老と呼ばれる人は権力を振りかざす様なことはしません。大きなお墓を作ったりせず、皆と一緒の墓地に埋葬されました。若い人たちは長老に敬意を払って平穏に暮らしていたそうです。
パレット会はこの考えを見本としています。仕事上での経験はもちろん、その人が生きてきた中で経験したことすべてをパレット会の財産として職員に伝える。すべての経験を生かし、「殿(しんがり)」から全体を見た上で色々なアドバイスを出してもらう役職。パレット会の「長老」はそんな役割なのです。

今回はベテランにスポットをあてましたが、中堅にあたる「トレーナー」という役職の説明や、若手(新規採用者)を対象とした研修の項目説明なんかも、機会があればこの場で披露したいと思います。

因みに今回のブログタイトルは「長老」といったらネイティブアメリカン(アメリカ先住民族)の長老でしょ、という考えからです。
いや~、苦しいです。
でも、大好きな曲ですし、ライブでも盛り上がる曲ですので、是非とも聞いてみて下さい。


3.おでかけしましょ

2021-07-06
「おでかけしましょ、めんどくさがらないで。憧れの人に会いに、あおい海を渡ろう」

このブログではお馴染み、B‘zの曲で「おでかけしましょ」のワンフレーズです。
昨今のコロナ禍では、お出かけしたくてもできない、面倒くさいなんて思いもできない、我慢、我慢が日常となってしまいました。

パレット会でもコロナウイルスが感染拡大するまでは、利用者の皆さんと
ショッピングモールへ買い物に行ったり、美味しい物を食べに行ったり、
有名テーマパークに遊びに行ったり…
ちょっと近くのコンビニ、本屋、100均にまでと、買い物にも行ってました。

皆さんと同じように、自粛、自粛…
不要不急の買い物、外出は控えましょう…

でも、そこで終わらないのがパレット会です。外出が難しいのであれば、
施設の中で楽しいことを増やせばいい。施設の中で外出した気分になること
行事を行えばいいと考え、実行しています。

例えば、施設の中でのBBQ!
美味しいお肉の他にも、施設で取れた、自分たちで収穫した野菜を一緒に焼いて、その場でいただきます。

例えば、ご当地グルメ!
今治の「今治焼き玉子飯」、長崎の「長崎ちゃんぽん」、気仙沼の「気仙沼カツオカツ」
月に1回、その土地のご当地グルメを皆でいただきます。
魚国さん、いつも美味しい食事をありがとうございます。

例えば、ゆかた祭り!
みんなで浴衣や、甚平を着て射的やくじ引き、綿あめ、たこ焼きなど縁日のような雰囲気を味わいましょう。

例えば、グルメフェスティバル!
美味しい物が食べたい。ステーキ、イタリアンなど本物のシェフを招待し、本格的な食事を楽しみます。

例えば、お疲れ様会!
年度の終わり、皆さんお疲れさまでした!!
職人が握る本格寿司。マグロに中トロ、たまごに太巻き。
「へい、らっしゃい!」屋台も作って気分も上がります。

例えば、Bistro Fujita ~ Fun of food ~!
何と、パレット会の藤田理事長がシェフになり、コースメニューで利用者の皆さんを楽しませてくださいます。メニューも調理も理事長考案です。参加した利用者、職員とも美味しかったと大絶賛でした。

(これらの詳細はパレットたつののブログにアップされていますので、そちらも確認して頂けたらと思います。もちろん、全ての行事は感染症対策を十分に行った上で開催されています)

外出できない時こそ、施設での生活を見つめ直す。
日々の生活の中、限られた中でも楽しいことはないか、利用者に喜んでもらえる、職員も一緒に楽しめることはないかと考えていくのがパレット会です。
コロナ禍で苦しむのではなく、そんな中でも楽しんでいく。
「コロナのせいで」はちょっと違う、「コロナのおかげ」です。

さて、冒頭に上げた「おでかけしましょ」のフレーズですが、続きがありまして。
パレット風な替え歌にしてみますと。

「なんて楽しみ上手(いいんじゃない)ぜんぜんわるいことじゃない。
 笑顔が少しでもふえるなら、なおさらいいね」

楽しんで、みんなが笑顔。私たちは、そんな毎日を目指しています。


2.「ZERO」から始めよう

2021-05-26
皆さんは、学生時代部活動はされてましたか?
もしくはまさに今、学生として部活動されてますか?

体育系、文科系色々あると思いますが、共通して先輩、後輩の人間関係があると思います。

中学、高校、大学と1年から3年くらいの歳の差でしたが、敬語を当たり前のように使いましたよね?
体育系ではそこに大きな声での挨拶とかあったりしませんかね?
破ったら厳しい制裁があったとか。ひと昔の話ですかね。

私の先輩との思い出は怖かったこともありますが、冗談を言い合って、大爆笑したりもしてました。当然、敬語を使って上でですが。
この歳になると懐かしい記憶です。そんな関係の中で基本的な人間関係、上下関係を知ったと思います。

私が福祉の現場で勤め始めた頃は、長く利用されている利用者のことを愛称で呼んだり、タメ口で話し掛けたりすることが当たり前でした。

「◯◯ちゃん、ご飯やで」「◯◯ちゃん、お風呂~!」

当時はそれが普通過ぎて何とも思っていませんでした。

でも、普通に考えてみると20代、30代の人間が50代、60代の方にタメ口っておかしくないですか?

パレット会がまさに真っ白な「ゼロ」からスタートした時、「タメ口禁止」を徹底しました。

「いや、長いこと働いてて、人間関係ができてるし、敬語にしたら関係変わってしまうから。」

と言われた先輩もいました。
でも、呼び方や話し方が変わるだけで信頼関係、人間関係がなくなってしまうでしょうか。

丁寧な言葉使いであっても「明るい笑顔」で「思いやり」とのある言葉であれば気持ちも伝わるし、信頼関係もより深い物になりますよね。

そして、もう一つタメ口禁止を徹底するには大きな理由があります。
それは虐待を防止するためです。

タメ口で話をしていることで、どうしても馴れ合いとか、甘えが生まれてしまいます。
軽い感じではなく、常に相手のことを尊敬しその人の過去、生きてきた歴史を、人生の重みを考える。その気持ちがあれば、絶対に虐待はできません。

「プロフェッショナル」としての意識を忘れない。日々の接し方を丁寧に、相手を尊敬することが虐待を防止する第一歩になります。

「タメ口禁止」の徹底、単純そうですがそうするには意図があり、現在もしっかりと守られています。

タメ口が当然なんだと思っていた私も、「ゼロ」からのスタートでしたが、
今では敬語がネットで買い物するくらい当たり前に、大爆笑しながら利用者の方と生活を共にしています。

皆さんは、今までの当たり前に疑問を持ったことがありますか?
もしかしたら「ゼロ」になった方がいいことあるかもしれませんよ。
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