「立派になりたい」 ~できるだけ素直な気持ちとセミブラフでつづります~
8.年功序列 VS 成果主義
2020-06-26
賞与の日です。
今まで15日だったのだけれど、25日にしました。
しかも給与と合算で振り込みます。
賞与給与ダブルなので見た目気持ちいいかなと思ってね。
振込手数料が一回分得になるというのは内緒です。
言ってしまいました。
成果主義が日本に輸入されたというか、流行ったのは20年前くらいですか。
結果を出した人が上に行くのは当たり前という発想。
分かりやすいですね。
終身雇用と年功序列が当たり前の時代からかなり変わりました。
そのころの話ですが、成果主義を取り入れた企業が、まさかの業績悪化という事態が頻発したようです。
不思議ですね。
普通、業績あがるんじゃないですか。だから取り入れたんですよね。
からくりは、先輩が後輩へ教えなくなった。ということらしいです。
なるほどね。
たしかに後輩へ教えるメリット何もないですからね。
教えて後輩が育つこと自体が、自分の立場からしたら脅威でしかないですから。
教えてもらえない若手は、チャンスどころかいつまでもミスを連発して顧客が離れていくという悪循環に陥ったそうです。
日本において、年功序列は大切な文化だということがわかりました。
年功序列って四文字熟語が響き悪いですね。なんか、ね。反発したくなるような言葉の響きです。
でも、年功、だけとるといい言葉だなと思います。
年の功です。
うちの業界が初めてだったとして、目の前の業務ができなかったとしても、年の功へのリスペクトは絶対に忘れてはいけない、と思っています。
ほかの世界で活躍してきた重み、年の数だけ積み重ねた経験や哲学、直観があるはずです。
僕はこの立場でそれを無視してはいけない。
前回の人事考課の話とは矛盾する話に聞こえるかもしれません。
頑張る人をちゃんと評価するために情けは無用と言ったわけですから。
だけど、年配の方を敬わないとは言っていないし、
もっと言えば、できない人を冷遇するとも言っていません。
賞与はそんな気持ちも入っています。
僕は、70億人の中で、広い地球の、日本という国の、関西の、兵庫県の、たつの市の小さい会社で出会った人たち全員を感謝の気持ちをもってリスペクトしています。
よく選んでくださった。
数奇な運命のめぐりあわせの中で出会ったのですから。大切にしたいです。
その人が今までどんな人生を歩んでこようがが、これからどんな人生を歩もうが、僕がこの会社で出会った人たちみんな、幸せになってほしいと思っています。
うちを選んでよかった!と思ってくれるように日々努力です。
これは職員の皆さんだけでなく利用者さん、その保護者の方々にも思うことです。
楽しいだけの人生なんてあり得ません。
つらいだけの人生もあり得ない。
でもそんな気分になるときもありますね。
風吹く日も、雨の日も、虹えがいていきましょう!
感謝!!
