「立派になりたい」 ~できるだけ素直な気持ちとセミブラフでつづります~
23.一年で嫌いな日、第一位が第二位の翌日という。
2022-01-05
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僕は、年に二日、落ち込みます。
その二日が、嫌いな日です。
365日で嫌いな日、「第二位」
「大晦日」
大晦日に、今年も一年いい年だったなぁと思って過ごしたことがないんです。
今年も楽しかったねと忘年会などで思うことはよくあります。
大晦日はちょっと違うんです。
年を越えることと、自分自身の成長を照らし合わせて、こんな自分のままで本当に年を越せるのか、年を越しちゃっていいのか、と自問自答を繰り返してしまいます。
反省点や自分の情けないことばかり気にしながら、特に策を講じるわけでもなく、アルコールを流し込み、お笑い番組や歌番組など見てやり過ごします。
お風呂に入り、せめてもの悪あがきとして一年で一番丁寧に体を洗います。
0時に近づくほど、テレビは厳かに一年を振り返ったり、別のチャンネルではおめでとうムードが漂い始め、年一回の深夜0時のお祭りを楽しむ気持ちが日本中でひしめいていることを感じます。
みんななんでそんなノー天気になれるん、なんて思いながら。
時差的に地球上で日本が真っ先にお祭りだなぁなんて思いながら、タバコを吸いに外へ出れば、色んな方面から大小遠近に鐘の音が響き渡り、お寺の数を家にいながら感じ、それぞれの場所でたくさんの人が、行列をなして鐘を突いているんだなと想像して、俺はどうしてこんなに落ち込んでいるのか、とまた自分の精神構造の悪さを考えます。
落ち込んでいるというよりマラソン大会のスタート直前のような緊張感みたいなやつですね。
お腹痛いやつ。
騒げる人って、一年悔いなく頑張った人なんだろうな、めちゃくちゃ頑張った人なんだろうなって。
僕も頑張ってはいるけど、悔いがない一年ってなんなのか、まだ僕にはわかりません。
ノー天気なんて言ってごめん。むしろ尊敬しないといけないですね。
いや、テレビ見てる俺も悪いけど、
年越すん、ちょっと待ってくれへんかな。
365日で嫌いな日、「第一位」
「元旦」
待ってくれへんから。
あわわわ、年越えちゃった、何も覚悟決められてないよって話です。
年明け早々、おめでとう!という気持ちになれたことがないんです。
心の準備もままならず新しい年が始まってしまった。やばい、どうしようって話です。
もちろん、おめでと~!って。やるんですけど。
どうもね。
一年の計は元旦にあり
なんて言いますから、なんか考えないと、って気持ちはあるのに、朝から実家に集まって酒を飲み、うだうだと話してます。
小学生みたいな兄弟喧嘩までしたりしてね。
本当は、真剣に自分自身と向き合いたいのに、
やってることは、酒飲んで小学生みたいな兄弟喧嘩。(妹はシラフ)
このギャップに悶えます。
一年の初日からコケてますね。
完全に。
完璧なスタートダッシュをきりたいんですけど、
初日からコケてます。
ベストが何かなんて、正直、毎日のように考えてますし、大晦日や元旦にそんなタイミング良くベストなプランなんて湧いてくるわけでもないですし。
気分一新というのも、仕事もやり残してますし、施設は24時間年中無休で運営されていますし、気持ちの整理が元旦あわせてタイミング良くつくわけないんですよね。
卒業や入学、就職など、4月1日にあるものだし、気分一新というのは、どちらかといえば4月1日かなと。
受験生も間違いなく、大晦日と元旦で違いはないはず。
昨日の勉強の続きを今日やるだけですからね。
夢のないつまらない話のように感じたら申し訳ないですが、そんなつもりはなくて。
あっという間に一日が過ぎます。
それが30日たって1か月。
12か月で一年ですから、一年はあっという間なんです。
あっという間の一日一日に、価値の優劣なんてないってことが言いたくて。
今日も10回は笑えたなって布団に入れたら、その日は完璧じゃないですか。
それが毎日続いたら、最高の人生になりますね。
くよくよしてる時間は極力減らしたい。うじうじ考えたってなにも変わらない。
逆に今日も笑ったな~とか勝ち組ですね。
一日の価値に優劣なんてないと言いながら、
勝手に大晦日と元旦に価値を見出そうとしてあがいている僕の精神的ストレスの話でした。
僕は、年に二日、こうやって落ち込みます。
こんな僕は、この二日、仕事するか、思いっきり騒いだほうが良さそうですね。
今日の夜寝て、起きれば明日なのよ。
大晦日の夜に寝て、起きれば元旦なのよ。
今、落ち着いて、やっとまともにみんなにあけましておめでとうと言えます。
おしゃれして、笑いありの良い初出式になりました。
あけましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いします。
張り切って、楽しくやりましょう。